不審者
「目立たないおとなしい子だった」、「勤務態度は真面目で、あいさつもきちんとし、周囲とのコミュニケーションも問題ない素直な社員だった」 その他・・・。 だから、「
まさかこんな事件を起こすとは・・・信じられない」。
これは、新潟県で小学2年生女児の死体を遺棄した容疑で逮捕された男(23)の人物像に関する新聞記事です。
凄惨な事件が起こり、犯人が逮捕された時によく聞く言葉です。
この類の言葉を聞く度、
いつも疑問に思います。
意味がないからです。
目立たずおとなしい子、勤務態度が真面目な社員、あいさつやコミュニケーションができる社員、・・・こういう人間は犯罪など起こさない。という思いが前提です。そうでしょうか?
犯罪を犯す人ってあらかじめ分かるんでしょうか?何か特徴がありますか? 違います。
この世に「不審者」という人間などいません。不審なことを行った人が「不審者」と呼ばれるのです。 人を外見 “だけ” で 判断するのはとても危険です。誤った判断や隙などから、犯罪に
巻き込まれた例は数知れません・・・・(略)・・・・・ 私はこれまでも、色々な機会に述べたり、
書いたりしてきました。
また繰り返されてしまった、新潟での悲しい事件を受けて、あらためて
児童の安全、
防犯への思いを強くしました。 この件、また近いうちに、
何らかの形でお話ししたいと思います。
この人、どんな人物に見えますか??・・・